ローマの休日
おススメ度:5/5
あらすじ
連日の過密で多忙な公務に疲れ切っていた某国のアン王女は、ローマにある自国の大使館でレセプションに臨んだ後、警備の隙を見てこっそりと大使館を抜け出し、ローマの街へと出ていく。
しかし、寝る前に医師から注射された鎮静剤が効き始めてきて、ベンチの上で眠ってしまう。そこに偶然通りがかったアメリカ人の新聞記者ジョー。彼はアン王女を自分のアパートに連れていく。
アパートに戻ったジョーは、自分が連れてきた女性が王女であると気づき、特ダネをものにしようと友人のエディに連絡を取る。
目を覚ましたアンは思いがけない事態に驚くが、同時にワクワクするような気分も感じていた。アパートを出た後も、街をのんびりと散策。長い髪をショートにしたりジェラートを食べたり、自由を満喫する。
後を追ってきたジョーが偶然を装って彼女の前に現れ、「今日は休日だ。君がやりたいことをやったらどうだい?」と提案。アンは宮殿に戻るのを夜までのばすことに決める。
スクープに必要な証拠写真をおさえるため、アンにローマ案内を買って出る。アンは初めてのタバコを試したり、スクーターを2人乗りして街を疾走したりと「休日」を満喫する。真実の口など名所の数々も訪れた。夜は船上パーティーに参加するが、その会場でアン王女を捜していた情報部員に見つかる。アンとジョーは情報部員相手に乱闘を繰り広げ、一緒に川へ飛び込み逃れる。
つかの間の自由と興奮を味わううちに、いつしかアン王女とジョーの間には恋が芽生えていく。
見どころ
映画の魅力はなんといっても主役のアン王女を演じたオードリー・ヘップバーンの演技。気品ある姿は思わず本物の王女かと思うほど。彼女はこの映画『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞に輝いています。
ドレスにティアラ姿の彼女は本当に輝いていて、まさに「映画の妖精」。気品があるだけでなく、少女のようなかわいらしさも持っています。特にジェラートを頬張る姿は誰もが真似をしてみたくなります。
そして新聞記者ジョーを演じたグレゴリー・ペックの演技も見事。特に「真実の口」に手を入れるシーン。イタリアに行ったら誰しもが真似したくなる名シーンですよね!
王女と新聞記者との身分違いの恋の行方と気品&かわいらしさがあるオードリー・ヘップバーンの演技、そしてグレゴリー・ペックのユーモラスな演技が楽しめる映画です。
ラヴストーリー、コメディ、アドベンチャーと視点を変えて、何度も見ていくと深い感動を味わうことができるでしょう。