名作!戦争に引き裂かれた愛の物語!恋愛映画 「ひまわり」のあらすじと見どころ

名作!戦争に引き裂かれた愛の物語!恋愛映画 「ひまわり」のあらすじと見どころ

ひまわり

おススメ度:5/5

あらすじ

第二次世界大戦が終結した後のイタリア。戦争に行って未だに帰らない夫の行方を知るため、ある女性が関係省庁へと足を運んでいた。

ジョバンナは洋裁で生計を立てている、陽気な性格のナポリ女性。第二次世界大戦中、彼女はアフリカ戦線へと送られることになっている兵士アントニオと海岸で出会い、すぐに恋に落ちる。12日間の結婚休暇を得るために式を挙げた2人は、幸せな時間を過ごす。しかし、2人の12日間の休暇はすぐに終わりになってしまう。アントニオは除隊しようとし、精神を病んだという理由で精神病院に入る。しかし、嘘であったことが分かってしまい、罰としてソ連戦線へ送られてしまう。

やがて終戦となるが、ジョバンナは夫アントニオの帰りを、彼の年老いた母親を励ましながら待ち続けていた。アントニオと同じ部隊に入っていた男性を見つけるが、彼の話によるとアントニオは敗走している時に極寒の雪原で倒れてしまったという。夫アントニオが生きているのかどうかを確かめるために、ジョバンナはソ連に向うことを決める。

イタリア軍とソ連軍が戦闘をしていたという街で、ジョバンナは夫の写真を見せながら探し回るが、夫の行方は一向につかめないまま。そんな時にロシア人として生活をしているイタリア人の男性と出会うが、多くを語ることなく、アントニオのことも知らないと言われる。

それでも諦めずに夫アントニオを探し続けるジョバンナは、写真を見た人からある一軒の家を教えられる。そこでジョバンナは、驚くべき事実を知ることになる。

見どころ

ソ連戦線へと送られたままの夫の帰りを待つ妻ジョバンナ。生きているのかどうかさえわからない夫を待ち続ける健気な姿は感動を呼びます。

ソ連へ1人で行き、夫の写真を片手に探し続けるジョバンナ。夫は本当に生きているのか。それとも既に亡くなっているのか。そんな2つの気持ちの間で揺れるジョバンナをソフィア・ローレンが見事に演じています。映画を見ているだけで、彼女の気持ちを考えてしまうほど。

アントニオとジョバンナの幸せな時間を見ることができる印象的なシーンがあります。それは、彼女と結婚したばかりのアントニオが卵を24個も使ってプレーンオムレツを作るシーンでの一場面。アントニオがバターを使おうとすると、「私の家では油を使うわ」とジョバンナが言う、そんな何気ない夫婦の会話から新婚の幸せを感じることができます。大きなプレーンオムレツを2人は食べ切ることができたのかどうかは、映画を見てからのお楽しみ。

この映画では、幸せに満ちたシーンと切なさや悲しみを感じさせるシーンがバランスよく描かれています。

 

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