ダークナイト
おススメ度:5/5
あらすじ
バットマンが守る街、ゴッサム・シティー。バットマンはジム・ゴードン警部補と協力して日々、悪と戦っていた。
それでも悪が減ることのない街に、一人の救世主が現れる。新任の地方検事ハービー・デント。デントはバットマンと協力し、犯罪の撲滅を誓う。
そんな中、犯罪こそが最高のジョークと笑う男、ジョーカーが現れる。ジョーカーは銀行強盗に紛れ、彼らを皆殺しにして大金を奪う。
資金を絶たれて悩むマフィアのボスたちの会合に、ジョーカーが現れる。 彼はバットマンを殺す代わりに、マフィアの全資産の半分をもらうという条件を出した。
しかし、ジョーカーの真の目的は、高潔な人間を堕落させ、世界が破滅していく様子を楽しむことだった。
遂に始まった生き残りゲーム。警視総監の暗殺、正体を明かさなければ市民を殺すというバットマンへの脅迫、デントと検事補レイチェルの誘拐。
しかし、それは「ゲーム」の始まりに過ぎなかった…
見どころ
この映画の見どころは、ジョーカーの“完璧な悪役”具合。
ジョーカーは目を逸らしたくなる残虐行為を平然とやってのけます。ナイフを口の端に当てられたときの恐怖といったら、想像しただけで恐ろしくなります。人間の感情がないのだと感じるほど躊躇いもなく行われる残虐行為の数々に、ゾワゾワとした恐怖心が煽られます。さらに人の行動を先読みし、先手を打ってくるジョーカーに対して絶望を感じます。本当に怖い。
ジョーカー役のヒース・レジャーの狂気にあふれた演技が本当に素晴らしいです。
また、バットマンの人間性も見どころ。ジョーカーに人間味が感じられないからこそ、バットマンのその部分がとても印象に残ります。
自分が存在するから、ジョーカーを産んでしまったとバットマンは苦悩します。ジョーカーはそこに漬け入って犯罪を繰り返し、バットマンを揺さぶります。心身共にズタズタに追い詰められていくバットマンは、こんなに強くても人間なのだと共感を覚えます。
ジョーカーとバットマンの、単に「正義と悪」だけでないコントラストにも、注目してください。